こんばんは!
今回もPINARELLOのDOGMA F8に関してブログを書いていこうと思います☻
まず…
PINARELLOとは?
というところからスタートしましょうか。笑
PINARELLOは知っているけど
バックボーンや実践などは
イマイチかわらない…
といった方は多いと思います。
さて…
ツール・ド・フランスや世界選手権など様々なビッグレースで勝利に貢献してきたブランドこそ今回のブログで取り上げているPINARELLOなのですが、実績に甘んじること無く、素材やONDAデザインなど様々なテクノロジーを刷新した革新的な自転車を生み出していっているのも特筆すべき点です。
2002年に発表以来、現在までピナレロのフラッグシップとして君臨してきた
「DOGMA(ドグマ)」
このDOGMAで有名なのがマグネシウム合金製フレームに湾曲したONDAフォーク&シートステーを組み合わせたものですね(^^)
そして、2015年モデルとして誕生したのが「DOGMA F8」なのです!!!!
従来より協力関係を築いてきた「東レ」やピナレロのバイクを使用するUCIプロチームの「チームスカイ」に加え、イギリスの伝統ある自動車メーカー「ジャガー」との共同開発を実施し、近年のトレンドとなっているエアロフォルムを纏ったオールラウンドバイクに生まれ変わりました( ̄▽ ̄)
空力の向上を図り従来のONDAより形状を一新した「ONDA F8」フロントフォーク!
この「ONDA F8」と名付けられONDAフォーク&シートステー。
フォークは4つの急激な湾曲を持つ従来品に対して、F8はTTバイクのBOLIDEに倣い前方へとゆるやかに湾曲するブレード形状となり、シートステーからも急激な湾曲は姿を消し、緩やかにカーブするデザインへと変更されていますね( ̄▽ ̄)
車輪とのクリアランスを大きく取ることで様々な方向から吹く風の抵抗を低減しています↑
卵形のセクションの背面を平らにし乱気流を排除する真空状態を生み出すFlatbackデザインを採用☻
このFlatbackデザインの何が凄いって
Flatbackデザインが生まれるまでの過程ですね\(//∇//)\
エアロダイナミクスを向上させる上で重要なファクターの1つ、チューブ形状の設計にはCFD(数値流体力学)を用いて300回に及ぶコンピューターシミュレーションから算出された70ものデザイン案のそれぞれに対して、風の迎角を変えながら再度シミュレーションを行い精査。
その結果生み出されたのが、空気抵抗の低減を限界まで追求したチューブの断面形状「Flatback」なのです!!!!
このFlatbackとは卵形断面の背面を平らにすることにより真空状態を生み出し、結果気流を整えるデザインのことで、ほぼ各部分全てに採用されている。
しかーし!
上記の写真のように
ヘッドチューブのみ前後に長く
Flatbackとは異なる形状とされています。
そして、みにくくはなっていますが
ヘッドチューブの下部に突起があるのが見えますでしょうか☻?
これによりブレーキキャリパーによる空気の乱れを整えることができます↑
今回個人的に驚かされたのは
パーツを装着した状態でエアロダイナミクスを設計に反映させたことです(^^)
これを行うことによって
フロントブレーキによる空気の乱れを低減するため下部が前方へと張り出したヘッドチューブや、前方から見た際にリアブレーキが見えないように設計されたシートステー、ボトルによる空気の乱れに配慮したダウンチューブ形状など、どの作り込みも非常に緻密なものになっています☻
シートポストクランプを内蔵式とするなどの細やかなアップデートと併せて、従来モデルに対してエアロダイナミクスを47%向上させることに成功したそうです(≧∇≦)
そしてこの技術を支える素材も最高のものを用意。
素材には最新鋭の航空機にも使用されているという東レの「T1100 1K」 カーボンファイバーが採用されています。
これは優れた比剛性・比強度を持つことが特徴で、通常のDOGMA 65.1に対して、寸法や強度はそのままに素材を「T1100 1K」に変更することで80g軽く仕上がります☻
DOGMA F8ではフレーム単体で860g(54サイズ)を実現していますよ!
ピナレロの全バイクに採用される「アシンメトリックデザイン」も、16%の左右バランス向上とさらに進化。フレーム設計やFlatbackデザインのチューブ形状、カーボン素材などを突き詰め、DOGMA 65.1との比較で12%の高剛性化、120gの軽量化を生み出しました。
販売パッケージはフレームセットのみで、サイズは13種類と豊富です☻
ジオメトリーはほぼ従来モデルを踏襲。
以上がPINARELLOのDOGMA F8に関するレポートです\(//∇//)\
明日はそのDOGMA F8を実際に試乗会で乗った感想や感覚をお伝えできたらと思っております↑
乞うご期待!!!笑