ELEMENTO

PROTONE-ICONはKASKの人気モデルです。そもそもPROTONEのデビューは2014年。
それから7～8年の間、TeamSky（現INEOS Grenadirs）が使い続けることで、
その安全性と信頼性、デザイン性が高く評価され、
販売自体も2022年まで行われました。世界のトップを走り続ける集団の機材が
長年変わらないことは異例中の異例ですが、裏を返せはPROTONEは
それだけ完成度が高く、時代に先行したモデルであったと言えます。

昨年モデルチェンジが行われてPROTONE ICONとなりましたが、
基本的なデザインやフォルムは変わっていません。
それだけPROTONEは完成されたモデルであり、その人気にも納得がゆくのです。
しかし、いくら完成されたモデルといえども、進化を止めたらゲームオーバーです。

KASKはPROTONE ICONをベースに、密かに大きなアップデートを計画。
すでに実戦でのテストも行っていましたから、レースファンの一部から、
INEOSが使っているヘルメット、あれはなに？　なんて問い合わせもありました。

しかし、ようやく弊社も情報公開をすることができます。
PROTONE ICONの進化した姿、ELEMENTOの登場です。

KASKとINEOS Grenadirsのパートナーシップは揺るぎありません。PROTONE ICONの進化版、

ELEMENTO。

まずはそのデザインとシルエットをご覧ください。いかがですか。
見事にPROTONE ICONを踏襲しています。
しかしその中身は別物、とまでは言いませんが、ヘルメットが機能パーツとして
大幅な進化を遂げたと考えてください。
では、どこが、どんな進化を遂げたのか。もちろん機能が中心となりますが、
レーシングヘルメットが必要とする機能で、安全性と快適性に大きなメスが入りました。

ELEMENTOの特徴は、第一に新素材である軽量のFLUID CARBON12を採用したことです。
これはPROTONE ICONのベントホールを
部分的に塞ぐようにアウターシェル上に姿をみせているカーボン素材です。

これは従来の素材よりも衝撃によって生じたエネルギーを吸収する能力に
優れたテクノポリマー複合素材で、ヘルメット全体に渡って
より均等に衝撃を分散する機能があります。
この特性により内部の通気孔をより大きくして通気性を向上させる一方で、
外側の開口部を小さくしてエアロダイナミクスを向上させました。

第二の特徴は内側のMULTIPODです。これはKASK独自デザインの3Dプリント素材で、
ELEMENTOのインナーパッドに使用されているエラストマー素材です。
MULTIPODはKASK独自採用の安全基準であるWG11から生まれたもので、
直線的衝撃とねじれ衝撃の吸収に長け、その特性はあらゆる方向からの衝撃に対して発揮されます。

これによりELEMENTOはヘルメットの衝撃吸収性を測るバージニア工科大学の
権威の高いテストにおいて5つ星を獲得しました。
さらにMULTIPODはそのユニークな構造のため通気性に優れ、
ELEMENTO内部のの温度調節も向上させています。

ただ軽いだけで、ホビーレーサーが求めるレベルの安全性を担保するヘルメットであれば、
どこのブランドでも作れるでしょう。
しかし常に危険と隣り合わせであるプロライダーの安全と、
快適で機能的なヘルメットを高いレベルで
バランスさせるという設定であれば、
それはKASKでしか作ることができません。
そのことを長年のパートナーシップで理解しているからこそ、
INEOS GrenadirsはKASKに全面協力を行い、
2019年より秘密裏にELEMENTOの開発を行っていたのです。
全ては選手の安全、そして常勝軍団のプライドとして必要なことでした。

2023年5月の時点で、最高の安全性と快適性をもったヘルメットを購入できるようになった
世界中のサイクリストは運が良いです。
まずは薔薇色の5月、そして向日葵に染まる7月の
ビッグレースの結果が全てを物語るはずです。

以上進化を遂げたELEMENTOのご紹介でした😄

カラーはBLACK・WHITE・REDの3色展開です！

お値段は税込￥50,600-です！

この機会にぜひお買い求め下さい！！